選挙雑感。

僕のブログを読む人に知らぬ人はいないだろうが、昨日は武雄市長および武雄市議会議員選挙があった。結果はご存知の通り。

こういうときはどうしても負けた方が言い訳が多くなるが、事実樋渡氏を支持する人間が20,422人いたということだ。積極的に選んだ人、消去法で選んだ人、いろんな人がいるだろうが2万人超が選んだということだ。

そしてここからが僕が心配することだが、対立候補に投票した5600人と無効票を投じた1100人(これはかなり多い数字だと思うのだが今は触れないでおこう)=6700人の意志がどうなるかと言うことだ。

以前ツイッターでもつぶやいたが、例えばお隣の多久市。昨年9月に市長選が行われ、現職が僅差で勝った。その後市長は、得票率の少なかった地域を重視しているという話を聞いた。そこまであからさまにしなくてもいいとも思うが、反対住民の声を聞く姿勢が伝わってくるというのは、人間的な面は評価(人並み?)できるのではないかと思う。

 

では武雄市ではどうだろうか?

 

おそらく全く逆のことが起きるのではないだろうか。

樋渡氏が自分に反対する人間にどういうことをするのかはよく知られている。

https://sites.google.com/site/takeoproblem/0-tong-du-qi-youtoiu-ren-wu/05-dong-henado

ここに書いてあることはネット上で起きたことが多いが、現実にもたくさん起きている。その最たるものが市政報告会と称して行われていた各公民館などで市長を囲む会である。反対するものを名指しで糾弾する、というのが会の目的なんじゃないかと思うくらいそれは辛辣なもので、良識ある人であれば「聞くに耐えない」。

話を戻すが、では6700人の意志はどうなるか?結論から言うとなかったことにされる。樋渡氏に投票した2万人の意志が武雄のすべてということにされるだろう。本来の民主主義ならば6700人の意志も尊重されるべきであろうが、武雄ではそれは通らない。そもそも樋渡氏に「6700人の意志を問うて噛み砕き説得する」ことの意味は理解できていないだろうし、必要のないことと思っているだろうし、その能力もないと僕は思っている。

 

しかし逆に考えれば、樋渡氏に賛同さえしていれば、今は安泰だ。

この先どうなるかはわからない。武雄市という小さな井戸の中に、果たしていつまでそのままでいられるのだろうか。民意がその結果に気づくまで、10年20年はかかるのではないだろうか。

 

それから、僕は今のところ武雄市から出るつもりはない。自分の成すべきことを成しながら、しばらくはこのまま静かに成り行きを見守って行こうと考えている。

これから僕に直接影響が来そうなのは反転授業とタブレット。僕は、小学校の教育は親にも大きな責任があると考えているので、こういう変化があろうがなかろうが僕自身の子供の教育に対するポリシーは変えないでやるつもりだ。結局は反転授業をしようがタブレットを入れようが、大差はないと思っている。騒ぎ立てられているほどの変化は期待していない。

 

こういうことは選挙前にブログに上げるべきだっただろう。今は情報発信能力が評価される時代である。情報の真偽にはかなりの問題があるが、その点では樋渡氏はかなり強い。僕はこういうのはあまり得意ではないので、なかなかタイムリーにはものを書けない。

それでもたまにはまた書いていってみようとは思っている。

こんな武雄市民もいるということを知ってくだされば幸いである。